こんにちは!!
五月晴れの爽やかな日が続き、今が1年でもっとも快適な季節ではないでしょうか。
さて、KIDでは今年も社内でAED救命講習が開催されました。
記憶に残っている方もいらっしゃると思いますが、大相撲の巡業で、挨拶中に土俵上で
倒れた方に対し、迅速な判断でその場に居合わせた方が心臓マッサージを行いました。
報道によると、倒れてから1分13秒後に土俵上に駆け付け心臓マッサージを開始、その後、
約30秒後にAEDが到着し対応したことで倒れた方は一命を取り留めることができました。
倒れた時には心肺停止、病院での診断結果はくも膜下出血、心肺停止の時間が長くなる
ほど蘇生率は下がり、後遺症が残る可能性もあるという本当に一刻を争う状況の中、
駆け付けた方の行動は非常に的確な措置だったそうです。
突然の心臓マッサージはプロでも勇気がいる行動のようですが、この方の職業は看護師
で『当たり前のことをしただけ…』とおっしゃっていたそうです。
もし、自分が同じ場所にいたら、同じことができるだろうか…自信がありませんね…
KIDでは、そのような不安を少しでも自信に変えられるように毎年、指導員の方を
お招きして講習会を開催しています。
初めての社員もいれば、毎年受講している社員もいる中で4グループに分かれて、
3時間の講習を受けます。
今回は、119番へ通報した時、救急隊員が到着するまでの間、指令センターからの
サポートを受けながら応急手当を行う事ができるという新たな情報も教えて頂きました。
自分の記憶だけでは不安も多く、勇気が持てないという人もいると思いますが、
サポートを受けることでもしかしたら少し落ち着いて対応できるかもしれません。
千葉市のホームページに動画が公開されていますので、お時間のある方は
いざという時のために一度ご覧頂いて、内容を知っておくと良いかもしれません。
応急手当を身につけましょう~大切な命を守るために~(千葉市消防局)
受講後には、感想や次回に向けての改善点など社内用にアンケート用紙が配布され、
参加者の意見をまとめています。
♦ 毎年受講して、だんだん身に付いてきたと実感できるようになりました。
♦ 不安もありますが、その場に居合わせたら是非協力したいです。
♦ 大切な家族を守るために講習は大変重要な経験となりました。
♦ 子供を持つ親として命に対する意識をしっかり持っているつもりなので真剣に
取り組むことができました。
♦ いざという時、指令センターからのサポートはとても心強いと思います。
♦ 5歳児の想定で実践してみましたが、成人用と小児用では胸骨圧迫の力の入れ
具合やAEDの使用方法等、多少違いがあり少し慌ててしまいました。
♦ AEDはいくつかタイプがあるので、会社に設置してあるAEDがどのような
タイプのものか一度確認したいです。
毎年、全社員が積極的に受講しており、確実に救命処置に対する意識は高くなって
きています。
実践する機会が訪れないことが良いとは思いますが、万が一の時には勇気を出して
救命処置に協力できる社員が増えていければ良いと思います。